2020年7月12日、19日「急な移動の準備と生前整理」

皆様こんにちは!先週今週は夏休みを前に引っ越しをおこなったり、コロナ禍で老人ホームへの入居や退去を行うなど、急に社会が動いている感じがしますが「ゴミが多い」「不用品が多いのだけれど・・・」など色々と問題があるみたいですね。

先週今週は「急な移動の準備と生前整理」というテーマで、大きな移動の前の方付けや、シニアのしておかなくてはいけない整理などについてお放送させて頂きました。

ゲストとしてお話して頂いたのは、ゴミ回収や遺品整理などを行っている「あんしん回収」の佐々木慶治さんです。

コロナ禍などの自粛で断捨離等を行った方も多かったのではないでしょうか?

東京23区では2月24日~5月3日10週で約33万トンのゴミが出され前年より4.9%増加したそうです。

外食等をしなくなった分家庭ゴミが増えたのだと思います。

佐々木さんのお話では、その家庭ゴミが多量に発生してしまい通常のゴミ出しでは処分しきれずベランダや庭に放置され異臭を放ってしまっている事例があったそうです。

またコロナ禍の中自粛中の移動はしない方が良いとの行政指導などもあり老人ホーム等の新しい施設への移動や施設から自宅への移動を延期にしていた方たちが自粛があけて移動が殺到しているそうです。

移動の際に発生する作業などでは、実際はヘルパーさんだけでは実行できない事やゴミの仕分けが重要でリサイクルできるものや資源ゴミなどを分別して費用の負担を軽減してあげることだけではなく第三者に使ってもらえる物、資源としての再利用できる物を分別することで他の人も喜び環境問題にもつながっていくのだと思いました。あんしん回収では日用雑貨例えば、ハサミ・食器・おもちゃ、などを東南アジア等の海外に送って寄付しているそうです。資源ごみは買取出来るものは買い取って費用を安くしているそうです。

生前整理についてもお伺いしました。

生前整理とは、自分が生きているうちに自分の持っているもの、財産や家族に渡したいものを再確認しておく大事な整理です。

生前整理を行わず遺品整理に至った場合様々な問題が出てくるそうです。

例えば、タンス預金といわれるへそくりなどが予想以外の場所から多く見つかるそうです。せんべいの缶の中からダイヤの指輪が出てきたり、のりの缶の中に札束が入っていたり、着物の帯の中に10万円が入っていたりなど、思いもよらない所から出てきたりするそうです。

通帳に関しても家族が知らない通帳から1千万円ぐらいの預金が見つかったり、知らない土地の権利証、株券、借用書なども見つかる事があるそうです。

やはり遺品整理では見落とす事もあるので生前整理でわかるようにしておいた方が良いとのことでした。

最近増えているのは「デジタル遺産」と言われるもので、パソコンの中のインターネットバンキングなどです。

パスワードが分からないと処理に大変手間がかかるそうです。あとは、現金に変わるようなポイントが数十万円分等見つかるケースもあるそうです。通販の定期購入等も止めておく必要があります。

お盆になるこの時期は、毎回この番組ではエンディングノートのご紹介をしていますがやはり、他人に見せる必要はありませんが生前整理の意味を含めてエンディングノートを書いておくことは大切なことだと思いました。