施工前の診断ミスで大変なことに

市民住まいへのお問い合わせ相談がありました。

内容は、屋根と外壁の塗装工事の見積りをとある施工会社にお願いしたそうです。

見積金額も予算内でしたので契約をし工事をすことになり昨日から工事が始まり足場が設置され今日は高圧洗浄を行ったとのことでした。

ところがここで問題が発生、屋根の高圧洗浄を行ったら「思ったより傷みがひどく塗装できません、葺き替えるか金属の屋根をかぶせるカバー工法をしないと塗装では無理です」と言われました。金額をお聞きすると塗装の3倍近い金額を言われどうしたらいいのか困っています。とのご相談でした。

確かに、着工して足場をかけられて「葺き替えかカバー工法にして下さい」と言われ予算も予定以上にかかるし本当に困ると思います。完全に施工前の診断ミスですね、「その業者の方は、現場調査の時に屋根に上がり確認しなかったのですか?」とお聞きすると「屋根には上らず遠くから見ていただけです」と答えられました。屋根の工事をする際は、やはり屋根に上って細かく調査・診断をしないと施工方法の判断はできないと思います。

リフォームやメンテナンスの際に家の調査や診断を行いますが診断の方法は法律で明確に決められているわけではありません。施工会社の自由なのです。

足場が掛かって着工している以上は、施工前の診断ミスを指摘して金額面などしっかり話し合いをしてくださいとお伝えしました。

上記のような問題が起こることもありますので施工会社選びはしっかり行いましょう。

市民住まいの「屋根と外壁のメンテナンス講座」を受講されていればよかったのにと思いました。