冬の換気について

皆様、こんにちは。

今回は、コロナウイルスやインフルエンザ等の感染拡大を抑えるためにも、結露などから家を守るためにも必要な「家の換気」についてお伝えしたいと思います。

◆寒い冬も新鮮な空気を取り入れて人と建物の健康を健康を守ろう!

現代の住宅は、気密性が高く窓を閉め切った状態だと汚れた空気が部屋に蓄積されやすい状態にあります。

適切な換気は、部屋の中に潜むハウスダストやウイルスなどを除去する効果もあります。

ハウスダストとは、衣類などの繊維クズ、ダニの死がい・フン、ペットの毛、花粉、タバコの煙、カビ、細菌などさまざまなものがあり1㎜以下の目に見えにくものを意味します。

冬場は、乾燥を防いだり体感温度を上げるために加湿器等を用いるお宅を多いと思いますが、換気をしない家の中で水蒸気を放置しておくと湿度が上昇して外気と室内の温度に寒暖差が生じるために、結露が発生しやすくなります。

結露を放置しておくとカビ等の原因にもなりますし、床材(フローリング等)や壁紙等の室内建材を痛めてしまいます。

◆換気の仕方

「空気の流れを作る」ことを意識しましょう。

対局にある2ヶ所高低差がある窓を開けること、自然換気の方法を取り入れると効率的に換気することが出来ます。

暖められた空気は、上に上昇しますので排気したい場所を高い位置に、取り入れる空気の場所を低い位置にして換気をしましょう。

自然と空気の通り道が出来て新鮮な空気を取り込むことが出来ます。

また、入口の窓を小さくし、出口の窓を大きくすると効率的に空気を動かすことが可能になります。

キッチンの換気扇や、扇風機、サーキュレーター等も上記を考慮して使用すると効果大です。

換気の時間は、一般家庭であれば5分~10分程度でよいと思います。

一日のうちで、換気に適している時間帯は、冬場の場合12時~14時の湿度が低い時間帯がお勧めです。

湿度が高い時に換気を行うと、水蒸気を多く含んだ空気を室内に取り込んでしまうため、結露発生の原因にもなります。

換気は、空気が快適な晴れの日に行うとよいでしょう。