2019年7月14日「ワーキングマザーと夏休み」

もうすぐ、子供たちにとっては待ち遠しい「夏休み」しかし、共働きの家にとってはどうしたら良いのだろうか?

という不安も沢山あるのではないでしょうか?今週は、そうした問題を抱えるお母さん「ワーキングマザーと夏休み」というテーマでお届けいたしました。

■知っとこワード

まず今週の知っとこワードは「ワンオペ」でした。

ワンオペとは、ワンオペレーションの略で飲食店などで接客、調理、レジ、等を一人で全てやっている状態のことです。

この言葉がインターネット等で広まりマスコミでも取り上げられるようになりました。

最近ではそこから造語も生まれ「ワンオペ育児」という言葉もあるそうです。

このワンオペ育児は、単身赴任や病気等の事情で一人で育児を行うことをいうそうです。

私も単身赴任で東京に住んでおりますのでうちの家庭はまさにワンオペ育児でございます。

毎日新聞の報道では、2002年には11万8500人だったところ2012年には19万4400人と10年で約8万人増加しているそうです。

■「小1の壁」

放送のオープニングでもお話致しましたが、特に小学校1年生のお子さんを持つワーキングマザーにとっては不安ではないでしょうか?「小1の壁」とも呼ばれています。

家事と育児と仕事を両立しているお母さんワーキングマザーにとって「小1の壁」が原因で3人に一人が退職や転職を選ぶほど大きな問題になっています。

「小1の壁」とは保育園時代よりも仕事と子育ての両立がしづらくなることです。

学童保育は保育園よりも運営時間が短いですし特に夏休みは大変です。

夏休みの学童は8:30や9:00スタートが多く、今まで7時代に子どもを送り出し出勤していたワーキングマザーにとってはこの時間がデビルタイムになってしまいます。

学校がある時期は給食が出ますが、夏休みはお弁当を持たせないといけませんし帰り等の子どもだけの時間が不安になります。

そのため最近では働き方を「在宅勤務」や「ノマドワーク」「テレワーク」といった会社に出勤せずにPC、スマホ、タブレットなどで通常オフィス以外での仕事をする人も増えてきているそうです。

又、企業では、時短勤務が小学校までの企業が多いようですが最近では有給1時間単位制の会社もありますので就業規定を見る等を行ってみると良いと思います。

■世界には「小1の壁」がない国もあります

フランスには「小1の壁」はないそうです。

まず入学式がありません。1年生も初日から8:30~16:30までの授業そして18:00まではエチュードという補修があり低料金で預かってくれますし宿題もみてもらえます。

フランスの小学校では、低学年の子どもの送迎は保護者の義務となっていますので親も堂々と職場から迎えに行くことが出来ます。

長期休暇中は、サントル・ド・ロワジールという学童保育が公立の小学校で運営されており保育時間は8:30~18:30ぐらいで料金は各家庭の所得に応じて支払うそうです。給食もありピクニックやプールで遊んだりする楽しいいプログラムも用意されています。

■日本の今後

共働き家庭の「小1の壁」・「待機児童」を解消するため放課後児童クラブと放課後子ども教室の両事業の計画的な整備をするため平成30年9月14日「新・放課後子ども総合プラン」が策定されました。

●放課後児童クラブについて、2021年度末までに約25万人分を整備し、待機児童解消目指し、その後も女性就業率の上昇を踏まえて2023年度末までに計約30万人分の受け皿を整備

●全ての小学校区で、両事業を一体的に又は連携して実施し、うち小学校内で一体型として1万か所以上で実施することを目指す。

●両事業を新たに整備する場合には、学校施設そ徹底的に活用することとし、新たに開設する放課後児童クラブの約80%を小学校内で実施することを目指す。

●子どもの主体性を尊重し、子供の健全な教育を図る放課後児童クラブの役割を徹底し、子どもの自主性、社会性等のより一層の向上を図る。

■健康キャラバン

今週はめまいについて色々と教えてくださいました。「住まいトラブルバスター」フェイスブックをご覧ください。

■次週7月21日の放送予告

来週は、お盆まじかということで帰省する方も多いと思います。

そこで帰省の時の車のトラブルについてお話致します。