12月22日「2019年今年の自然災害」

皆様、こんにちは!

2019年、今年は色々な自然災害がありましたね。特に今年は「水」「風」に関する災害が多かったような気がします。

地球温暖化の影響で台風の発生位置や経路、線状降水帯の発生等に多くの災害が発生しました。

今週は、「2019年、今年の自然災害」というテーマでお届けしました。

■今週の知っとこワードは「激甚災害」でした

激甚災害とは激甚災害法により地震や台風の災害で被害者に助成や財政援助を特に必要とする災害のことです。

阪神淡路大震災や東日本大震災等も激甚災害に指定されています。

■本編

今週は「2019年、今年の自然災害」について色々とお話しました。

●8月15日~の台風10号がお盆休みに関西、中国地方中心に直撃しました。

時速25㎞遅い速度で非常に湿った空気が長時間継続し被害が発生しました。

甲子園の順延・阿波踊り4日のうち2日間中止・ロックフェスの中止等がニュースになりました。

●8月26日~の九州北部豪雨、佐賀・福岡・長崎・特に佐賀では50年に一度の災害と呼ばれ今までに体験したことのない大雨にみまわ甚大な被害が出ました。線状降水帯が形成し7時間も停滞したことが原因となりました。

工場のオイルが流れオイル混じりの冠水はニュースになりました。

●9月5日~台風15号は千葉県を中心に多くの被害が発生し、電力復旧に時間が掛かったことが問題となりました。

今まで関東では台風の被害は少なかったのですが、今後は関東でも多くの台風被害が発生すると思われます。

私は、建設業にたっずさわってきましたので家屋の被害を見ていると瓦の飛散が多く見られたのが印象的でした。

基本、和形の陶器瓦は防災瓦になっていない限り実は置いてあるだけなのです。全てを釘で止めているわけではなく軒先3列・袖から3列程度が釘止めされており残りの瓦は桟瓦葺きと言って桟木に引っ掛けて置いているだけなのです。

当然台風等では飛散してしまいます。九州は台風がよく上陸しますので事前に瓦止めの施工を施したり、防災瓦に取り換えたりします。今後は、関東でも事前の対策は必要だと思います。

●10月11日~台風19号は関東・東北で甚大な被害が発生しました。

川の決壊等で多くの家が被災しました。ラジオでもお話しましたがハザードマップの確認を必ず行ってください。

浸水が3m等を超える地域の方は出来れば引っ越すことをお勧めしますが、なかなか皆様事情があり無理だという人も多いと思います。無理な方はやはり減災を考える、減災の準備をしておくことは必須だと思います。

浸水が3mを超える場合は、木造住宅は水による浮力が発生し二階まで水が来なくても家が流されることがあります。専門の方に見て頂きホールダウン金物の有無を確認してください。ホールダウン金物は基礎と柱を一体化する金物です浮力を抑えてくれますので家が流されることを防いでくれます。屋根の瓦は防災瓦、又は災害に強い瓦に変更しておくと良いと思います。また居住空間を浸水しない2階に取ったり等の工夫が必要です。

今後は、国の方でも不動産売買等に関する重要事項説明にハザードマップの説明義務化を実現してほいいとも思っていいます。

まさか自分の家が、と思わず「備えあれば憂いなし」しっかり準備して頂ければと思います。

詳しくはポッドキャストをお聞きください。

■斎藤千秋の健康キャラバン

今週は「年末の体力つくり」睡眠を考えるをお話頂きました。(ポッドキャストをお聞きくださ)

来週は「知っとこワード総決算」というテーマでえお送りします。