2020年5月31日・6月7日「コロナ禍での大学生の実態」

皆様、こんにちは!

先週、今週は「コロナ禍での大学の実態は?」というテーマでお話致しました。

最近はコロナ禍という言葉をよく目にしますが禍は、わざわいとも読みます。

「災い」は、天災等の防ぎようのない元凶によりもたらされたもので、「禍」は

人的ミスなどにより発生した元凶という意味でつかわれるそうです。

このコロナ禍で、大学生や専門学生の退学者が続出しているという話をニュースなどで目にしますが、

大学では何が起こっているのでしょうか?「高等教育無償化プロジェクトFREE」という学生団体の調査では

1200人の大学生・専門学生にアンケートしたところ退学を検討している学生が20.3%もいるそうです。

アルバイトや奨学金などで大学に行っている人も多いと思います。

番組では、明治大学法学部の生方さんに現状をお伺いしました。

大学ではオンライン授業になったそうですが、パソコンを持っていない学生も多いという事でした。

パソコンは高額な商品だと思いますが学校側からは、各自で準備してくださいとのことで

家庭によってはコロナで収入が減った親御さんや、学生はバイトが出来ずに困っている中での購入は、

負担が大きいとのことでした。

授業の資料のコピーなどを毎回、何枚も用意しねければならず、コピー代等もかさむと負担が増えるとのことでした。

他にも、定期を買っていないので移動費が大変、学習のリズムが作れない等のいろんな問題があるそうです。

中でも深刻な問題として、国家試験に必要な授業時間や研修時間が足りないという話は、将来に大きく

関わることなので国の方でもぜひ緊急に対策を打っていただければと思いました。

各大学からの支援対策がだされ、国の方でも5月19日に新型コロナウイルスの影響で困窮する学生に緊急給付金を支援することが閣議決定しましたが、支援の対象条件を確認しましたら次のような内容などでした。

・対象は、留学生を含む国公立私立大学、大学院、短大、高等専門学校、専門学校の学生(約43万人)

・金額は住民税非課税世帯20万円、それ以外は10万円

・対象の条件、自宅外、アルバイト収入が減った学生

学生の間では上記のような条件では対象者が全学生の10人に1人が対象なのではとの声もあるそうです。

困窮しているからこそ自宅から通学している学生も沢山いる、新入生はこれからバイトをで生計を立てようとしている学生もいるという意見もあり、留学生だけに設けられた条件なども問題になっています。

コロナの第二波に備えて、テレワーク等の非対面型のバイトも視野に入れて備えておくのも一つの方法だと思います。

私としては、条件を緩和し1人でも多くの学生が安心して学校に通えるように1日でも早くなればと思うばかりです。